「ホタテ貝殻を有効利用した藻場造成技術に関する研究」

ガゴメコンブの増殖を目指して!


平成15年度 北海道経済産業局 創造技術研究開発事業
「設置底質を選ばないホタテ貝殻着生基質装着藻場礁の研究開発」

平成15年度 文部科学省 都市エリア産学官連携促進事業
ガゴメのライフサイクル操作等に関する研究開発


試験礁の最新調査結果

平成17年3月31日 撮影

砂浜域でのガゴメの繁茂状況
函館市恵山地区



人為的にコンブを刈り取ったタイプ

海水の透明度が悪く画像は悪いがうっそうと繁茂しているガゴメが確認できる。



人為的にコンブを刈り取ったタイプ
上の試験礁を接写したもの。試験礁が見えないほどのガゴメが繁茂している。


調査結果についての考察

 海域の水質が悪く写真の画質は良くないが、ガゴメの成育は良好であった。ただし、人為的にコンブの刈り取りを行ったタイプのみであり、自然のままに放置したタイプはどれも着生が悪かった。
 
 ガゴメを設置後より着生させる為には、初年度の早い時期に一度だけコンブを刈り取ることが重要であると判断する。ガゴメはその後順調に繁茂し、推移するものと思われ、
長い期間使用できるガゴメ礁となることが期待される。

 尚、今後も随時生育調査を行い結果をUPしていく予定である。